土地の購入費がわからない方は税率が高い
注意が必要なのは土地の購入費がわからない場合です。土地の購入費がわからないと税金が高額になります。
理由は土地の売却額に対して5%掛けた額が土地の購入費とみなされるからです。
例えば土地が2,000万円で売れた場合、2,000万円に対して5%を掛けて100万円で土地を購入したことになるため税金が大幅に上がります。

そして、譲渡費用が80万円だとして計算すると以下のように高額納税になります。
購入費額がわからない場合
・土地の売却額:2,000万円
・土地の購入費:100万円
・譲渡費用(仲介手数料など):80万円
・税率20%(土地の購入から5年越)
(土地の売却額) (土地の購入費) (譲渡費用)
2,000万円-100万円-80万円=1,820万円
1,820万円×税率20%=所得税・住民税364万円
※特別控除額(このパートでは割愛して0円)

なので土地の購入価格がわかる書類をできる限り探した方が
土地の売却税金「節税方法」
3,000万円の特別控除で節税
自分が住んでいる家や敷地の売却であれば、特別控除として3,000万円が控除されます。
ただし以下の要件を満たした方のみです。
3,000万円特別控除の要件
・取壊しから1年以内に売買契約を締結
・住まなくなってから3年目の年末までに売却
※特例を利用するには確定申告が必要です。

相続税を支払ってから3年以内の売却で節税
相続税を支払ってから3年以内に売却すると相続税を支払った分差し引くことができるので節税することができます。


差し引かれる額が相続税分多くなるため、税金を圧縮でき節税することができます。
その他特例に当てはまれば節税できる
その他、以下の表の売却内容で土地を売ったときに特別控除を差し引くことで、節税できます。

※これらの特例を利用するには確定申告が必要です